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御諏訪太鼓楽園では子供から大人まで太鼓を指導しており、現在も生徒を募集しております。 |
1人打ち・3人以上の組太鼓・10人以上の組太鼓オーケストラ・獅子舞・神竜舞など承ります。 |
締太鼓、田楽太鼓、長胴太鼓から、鳴りもの、各種取り揃えております。 |
2010年も残すところあとわずかとなりました。
今年は、弊社のある長野県諏訪地方では御柱年として活気あふれる一年でした。
御柱祭での太鼓演奏や、毎年恒例の岡谷太鼓まつりをはじめ、県内各ホテル様での演奏、また、県外での公演依頼や海外公演、小中学校での指導等たくさん活動させていただきました。
諏訪響太鼓店としても、長野県内だけでなく、県外や、海外からの太鼓修理や新規のご注文依頼を受けました。
こうした忙しくも、充実した1年を過ごすことができましたのも、応援してくださった皆様や各太鼓チームの皆様のおかげ様と感謝しております。
来る年も変わらぬ御愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
早速ではございますが、年末年始の太鼓演奏予定と営業日をご案内致します。
~年末年始営業日~
平成22年12月28日(火)~平成23年1月5日(水)まで諏訪響太鼓店・御諏訪太鼓興業・世界の太鼓博物館は誠に勝手ながらお休みとさせて頂きます。1月6日(木)より通常営業致しますのでよろしくお願い致します。
~新春御諏訪太鼓演奏~
●場所 山王閣(長野県諏訪郡下諏訪町5773)
時間 AM9:00~ 祝獅子舞
●場所 諏訪大社下社秋宮(長野県諏訪郡下諏訪町5828)
時間 AM11:00~ 奉納太鼓
●場所 門前ひろば 食祭館(長野県諏訪郡下諏訪町大社通り5522-2)
時間 PM1:00~ 祝獅子舞
●場所 松本カタクラモール(ジャスコ)(長野県松本市中央4丁目9番43号)
時間 PM1:00~ PM3:00~ 祝太鼓
2011年1月2日(日)
●場所 茅野オギノ(長野県茅野市塚原1‐17-1)
時間 AM10:00~ 祝太鼓
●場所 東急リゾート(長野県茅野市北山字鹿山4026‐2 東急リゾートタウン蓼科内)
時間 PM2:00~ 祝太鼓 ※ホテル様会員のみ自由にご覧になれます
●場所 諏訪大社上社本宮 信州手焼せんべい本舗(長野県諏訪市大字中洲神宮寺201)
時間 AM11:00~ 奉納演奏
*1月1日~3日の祝獅子・祝太鼓演奏はどなたでも自由に見る事ができますので、お近くにお越しの際は是非ご覧になってください。
上記お問い合わせ:諏訪響太鼓店 TEL(0266)23-6146/FAX(0266)23-8832
わたしたち諏訪響太鼓店では、長野県内だけでなく、日本全国や海外からも太鼓の修理がやってきます。
今年はシンガポールから来た太鼓の両面張替やカナダから皮の注文などがありました。
そんな中、静岡県のある施設からお寺の太鼓の皮を破いてしまったので、修理をしていただきたいと依頼されました。
会社へ来た太鼓を拝見したところ、それはとてもとても年期が入った、2尺2寸の大きな太鼓でした。
太鼓の胴の中を確認すると、そこにはその太鼓の歴史が書かれています。
(新規でも修理でも必ず記入します*諏訪響太鼓店 平成〇年〇月吉日など)
今回の太鼓には「大坂 渡邊村 細工池田屋 源兵衛互 天保十年 五月吉日」と記入されていました。
天保とは、日本の元号で1830年~1843年までの期間。江戸時代になります。
太鼓が作られたのは天保十年ですから1840年。今からなんと170年前です!!!
また、大坂・渡邊村といえば江戸時代西日本一の皮の集荷地で皮革・太鼓作りでよく知られていた村です。
そういた歴史ある太鼓が大坂から静岡そして長野の諏訪響太鼓店へ修理にやってきてくれたこと、なんだかうれしく感じました。
そしてまた何十年後、何百年後位に太鼓の中の歴史に興味を持った方が調べて、その中に「諏訪響太鼓店」の文字があると誇らしいですね。
第49回日本太鼓支部講習会が長野県で今週末開催されます。
12月4日(土)11:00~
12月5日(日)11:15~
会場:安曇野市穂高会館(長野県安曇野市穂高5047)
講習会では3級~5級の太鼓基本講座や講習内検定をおこないます。
関係者以外の方は残念ながら中を見る事は出来ませんが、わたしたち諏訪響太鼓店が
会場へ出張販売をいたしますので、そちらは見たりご購入したり出来る形になっています!!!
バチや、御諏訪太鼓オリジナルTシャツ、その他小物など色々販売してますので、
お近くへお越しのさいは、是非ご覧になって下さい。
11月4日(水)~10日(水)7日間のサンフランシスコ公演に行ってきます。
御諏訪太鼓宗家小口大八先生追悼太鼓公演です。日本からは太鼓演奏メンバー6人で参加します。
宗家と親交の深いサンフランシスコ太鼓道場の田中誠一様からお声をかけてもらい、実現致しました。
6日と7日2日間公演 ヤーバブエナ劇場にて。
6日PM2時・8時の2回公演
7日PM3時
ポスターには日本からのスペシャルゲスト御諏訪太鼓 小口佳澄・山本麻琴-小口大八宗家の後継者
(special guests from japan osuwadaiko kasumi&makoto-grandmaster daihachi oguchi’s successor)の文字がしっかりと記載されています。
サンフランシスコでの演奏曲は御諏訪太鼓初代宗家小口大八、天平の守護神・阿修羅をテーマにした自作曲「阿修羅」です。
「御諏訪太鼓」・「宗家小口大八」の名が、そして「阿修羅」がサンフランシスコに響き渡りますよう全身全霊を込めて演奏してきたいと思います。
公演後の8日にはナパバレーツアーが予定されているようです。そちらも楽しみです。
また帰国後、こちらのインフォメーション内で公演の様子などご報告したいと思います。
御諏訪太鼓宗家・初代小口大八先生が三重県四日市市に御諏訪太鼓を伝承してから今年で50年の月日が流れ、現在は33団体が御諏訪太鼓の鼓曲を打ち鳴らす世界で3本の指に入ると言っても過言ではない程に和太鼓の盛んな地域となりました。
今年は、四日市市で様々なイベントが催されているなか、11月3日(水・祝)には四日市諏訪太鼓振興会主催による「よっかいち太鼓まつり」が行われます。
時間:13時~16時
場所:四日市市民公園(近鉄四日市駅前・アピタ横)
大八先生にありがとう
先代にありがとう
先輩・後輩・同士にありがとう
そして、なによりここまで支えてきてくれた市民の皆さんにありがとう
そういった気持の籠ったイベントということで、誰もが無料で観に来れる外舞台にしたそうです。御諏訪太鼓からは、小口佳澄・山本麻琴の二人が駆けつけて祭を盛り上げると共に、ここまで御諏訪太鼓を大事にしていただけてきたことに感謝の気持ちを伝えたいです。
そして、また10年20年・・・50年先も私達と共に御諏訪太鼓の鼓曲を大事に打ち続けて欲しいと願っております。
10月20日(水)
本日は諏訪響太鼓店に留学生の旅行の一環として、太鼓体験教室と工場・世界の太鼓博物館の見学という事で大勢のかたがいらっしゃいました。
IES Abroad 東京留学センターからの太鼓体験と見学は毎年おこなわれてます。
今年は、学生60名、スタッフ4名の計64人の過去最多人数のご参加でした。
まずはじめに、全員を地下の道場に案内して体験教室をしていただく、太鼓打師・山本麻琴さんのご挨拶と歓迎太鼓として、御諏訪太鼓初代宗家小口大八先生の名曲「阿修羅」をみなさんにご披露してくださいました。
留学生のみなさんは、最初のドーンという響きにおどろきつつも、写真を撮ったりしながら聞いていましたが、次第に日本の伝統文化“和太鼓”と麻琴さんの“阿修羅”の魅力に引き込まれるように真剣なまなざしで最後まで聞いてくださいました。演奏後の大きな拍手と鳴り止まない時間が、どのくらい心に響いたのかを伝えてくれた気がしました。
演奏後は、人数が多いため半分に分かれてもらい太鼓教室と工場・博物館見学です。
太鼓教室では“礼に始まり礼に終わる”日本の礼儀作法から始まります。それからバチの持ち方、構え方と丁寧に教えてくださいました。
その後、宗家小口大八先生作曲の「諏訪湖ばやし」を実演します。始めはバラバラだった演奏も、みんなで大きな声を出し、耳で聞いて覚えるという難題をクリアし、最後にはきれいに揃っていました。体験教室終了後は初級の認定書をお渡しします。みなさん達成感からか、とてもいい笑顔で受け取りました。
体験教室は、教室をひらく側もとても喜ばしいことです。日本の伝統文化にふれていただき、太鼓を打つ楽しさなどにもふれていただけます。太鼓を知らないかたが、これを機に太鼓に興味をもって頂く事。大変嬉しく思います。
つづいて工場見学ですが、太鼓の製造を見学していただきます。が、あいにく太鼓がなく、(いつもは太鼓の上に乗り、皮を踏んで音を上げる体験を致します。)完成間近の太鼓の説明や、外へ出て大きい太鼓の皮を広げて見せたりしました。本物の牛革はとても大きく、皆さん真剣に説明を聞いてらっしゃいました。
つぎに世界の太鼓博物館ですが、初代御諏訪太鼓宗家小口大八氏が国際親善文化交流使節として派遣され諸外国を訪れたおり、得た世界太鼓及び打楽器の数々、民族衣装など太鼓芸能に関する資料を計7,000点以上展示しているので、太鼓の響きや音色を身近に感じて頂けるようになっています。
みなさん珍しい楽器などを手に取り、音を聞いたり写真を撮ったりと、たいへん喜んでいらっしゃいました。
また、御諏訪太鼓は出雲の国造大国主の御子建御名方の命を祀る諏訪大社の太々神楽、鼓舞楽の伝承であり中世軍楽として甲斐の武田信玄により諏訪太鼓21人衆を編成川中島の合戦で将兵志気の鼓舞をはかり武田勢の戦意を昴めたと甲越信戦録の古文書にのせられてある民族芸能であることから、博物館には武田信玄にまつわる品もたくさん展示されています。今回一人の留学生がその武田信玄に興味を示し、座り込み、写真を撮り真剣な表情で見入っていたのがとても印象的でした。
こうして全部を見終わり、御諏訪太鼓Tシャツなどおみやげもたくさん購入して頂きました。日本語の勉強中でカタコトでしたが、一生懸命私達従業員にもお話してくれて楽しかったです。
最後にIES東京留学センター様。また来年も楽しみにしております。こちらも貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
奈良県・北葛城郡河合町川合にあります廣瀬大社様は、日本書紀天武天皇四年四月十日(675年)に、小錦中間人連大蓋を遣わし、大山中曽根連韓犬を斎主として大忌神を廣瀬の河曲に祀られたことが記されていて、これが毎年四月四日と七月四日に行われた大忌み祭の始まりと伝えられる古い歴史のあるお社です。
御諏訪太鼓との縁は20年近く前にさかのぼり、神楽殿に安置されている太鼓の張替を依頼されたのが始まりです。そして12~3年ほど前には社の御蔵にしまっていた鼓面のさばけた大太鼓を、宗家小口大八によって修繕をし奉納・魂入れをいたしました。
1998年の長野オリンピックでは宗家が、その大太鼓を是非メイン会場で打ち鳴らしたいと樋口宮司様に話をし、2尺8寸ある大太鼓の勇壮なる轟音を世界に向けて打ち鳴らされました。
その大太鼓をこのたび、御諏訪太鼓伝承者によって両面張替をし秋祭りに合わせて奉納いたします。
当日は、寧鼓座(奈良)・四日市諏訪太鼓(三重)といった全国御諏訪太鼓連合会の仲間達もかけつけて、御諏訪太鼓の奉納演奏をいたします。お近くの方は廣瀬大社様の秋祭りをご覧になると共に、御諏訪太鼓も観にいらしてください。
本宮 10月17日(日)
神事 午前10時30分~
太鼓奉納 午前10時40分頃~
神輿 午後2時30分頃~
詳細は廣瀬大社HPをご覧ください。http://www.hirosetaisya.com/H22akimatsuri-annnai.htm
ホームページ内“太鼓・商品案内”の中にある大締太鼓(桶胴太鼓)ですが、
今回お客様の要望で、胴は「黒」・ひもは「薄紫」とご注文がございました。
一般的には胴は赤・ひもは白ですが、今回の太鼓が仕上がり、とてもかっこよく出来ましたのでみなさんにもお見せしたいと思い紹介致しました。
諏訪響太鼓店では胴やひもの色のご要望にもお答えします!!!
※別途料金が必要な場合があることをご了承ください。
写真:MUSIC PHOTO OFFICE Sato Oto 平松俊之
10月3日(日)
世界遺産の興福寺(奈良市)にて奉納演奏をさせていただきました。
御諏訪太鼓初代宗家小口大八、天平の守護神・阿修羅をテーマにした自作曲「阿修羅」その名曲を阿修羅像を所有している興福寺にて奉納演奏。ついに念願の日がやってきました。
お天気にも恵まれ、国宝の東金堂と五重塔そばのすばらしい舞台の上での奉納演奏。長野からのツアー客のみなさまや、足を止めて聞いてくださった参拝者のみなさまなど約200人もの方々に宗家や宗家の娘・孫の思いがいっぱいつまった「阿修羅」を聞いていただくことができました。
「阿修羅」は小口大八宗家が人生の喜びや苦しみを三つの表情を持つ阿修羅と重ね合わせて作った20分の大曲。阿修羅像を所有している興福寺での演奏を熱望していましたが、2008年6月永眠。宗家の思いを実現したく、同年11月頃から興福寺への奉納演奏を申し込み続けた結果、今年7月に快い返事をいただき10月3日の奉納演奏となりました。
演奏を終えて宗家の孫・山本麻琴さんは「体の動くままに演奏でき、祖父が一緒に打ってくれたみたい。」宗家の娘・佳澄さんは「父が一緒に太鼓を打ってたみたいな、とても不思議な感覚ですごいパワーもらった。」と語ってくれました。親子で同じく宗家を感じたのだから、興福寺の舞台上できっと一緒に「阿修羅」を演奏し、3世代での念願の興福寺奉納演奏は実現したのだろうと私は感じました。
最後に奉納演奏に快いお返事を頂きました興福寺様に感謝申し上げます。
取材にもご協力頂いた「長野日報」「信濃毎日新聞」「市民新聞」「中日新聞」「読売新聞」「LCV」「NHK奈良」各新聞社・テレビ局様ご協力ありがとうございました。
御諏訪太鼓宗家小口大八が1986年に作曲をし、逝去する83歳まで打ち続けた畢生の名曲と言われる鼓曲・阿修羅。生前、国宝阿修羅像のある興福寺にて演奏することを心願してましたが、果せる日は訪れませんでした。その想いを娘・孫が伝え奉納願いを興福寺様にしたところ、この度10月3日(日)に奉納する機会をいただきました。
太鼓奉納は自由に観ることの出来る場所ということなので、ご都合のよろしい方はぜひ観にいらしてください。宗家小口大八の夢を娘・孫が中心に叶えれる千載一遇の機会になります。
日時:2010年10月3日(日) 午前10時~11時※太鼓奉納は20分間
場所:興福寺境内・特設能舞台
入場:無料※奉納ですので、ご自由にご覧ください
問合せ:0266‐23‐6146(担当・小口)
阿修羅ソロ/山本麻琴
鳴り物/小口佳澄
下拍子/高林英彦