御諏訪太鼓楽園では子供から大人まで太鼓を指導しており、現在も生徒を募集しております。

1人打ち・3人以上の組太鼓・10人以上の組太鼓オーケストラ・獅子舞・神竜舞など承ります。

締太鼓、田楽太鼓、長胴太鼓から、鳴りもの、各種取り揃えております。

渡邊村の太鼓


わたしたち諏訪響太鼓店では、長野県内だけでなく、日本全国や海外からも太鼓の修理がやってきます。

今年はシンガポールから来た太鼓の両面張替やカナダから皮の注文などがありました。

そんな中、静岡県のある施設からお寺の太鼓の皮を破いてしまったので、修理をしていただきたいと依頼されました。

会社へ来た太鼓を拝見したところ、それはとてもとても年期が入った、2尺2寸の大きな太鼓でした。

太鼓の胴の中を確認すると、そこにはその太鼓の歴史が書かれています。

(新規でも修理でも必ず記入します*諏訪響太鼓店 平成〇年〇月吉日など)

今回の太鼓には「大坂 渡邊村 細工池田屋 源兵衛互 天保十年 五月吉日」と記入されていました。

天保とは、日本の元号で1830年~1843年までの期間。江戸時代になります。

太鼓が作られたのは天保十年ですから1840年。今からなんと170年前です!!!

また、大坂・渡邊村といえば江戸時代西日本一の皮の集荷地で皮革・太鼓作りでよく知られていた村です。

そういた歴史ある太鼓が大坂から静岡そして長野の諏訪響太鼓店へ修理にやってきてくれたこと、なんだかうれしく感じました。

そしてまた何十年後、何百年後位に太鼓の中の歴史に興味を持った方が調べて、その中に「諏訪響太鼓店」の文字があると誇らしいですね。